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齋藤です。
昨日は工場内の温度が50℃を超えました。地面を掘ったら石油が出るレベルです。しっかりと水分補給・塩分補給しながら乗り切りたいと思います。今日も札幌は予想最高気温が33℃だそうです。皆さまもどうぞお気をつけて。。。
ビールの泡のこと
多くの日本人にとって、ビールのイメージは画像のような「美味しそうな泡が乗っかった」イメージではないでしょうか?
私もそうですし、泡の乗っかってないビールが美味しそうには思えない一人です。
かたや、オーストラリア人などは、泡の乗っかったビールを嫌がります。中には泡の乗っかったビールを出されて怒り出すし人すらいるようです。
どういうことでしょうか?
ここから書くことは齋藤個人が思ったことで、裏を取ったり全世界的にそのとおり!となった内容ではないということをお断りした上で進めます。
まず、ビールの泡の効果ですが、これは、もう、色んな人が書いている通り、フタの役割をして炭酸ガスを逃さないとか、酸化リスクを下げるとか、泡を通過させることによって口当たりがマイルドになるとか言われています。
そもそも、我々の造るビールも含め、多くの日本のクラフトビールは泡が立つようにつくられています。(泡をたてて注ぐことをメーカーが奨励しているかどうかは別として。。)
このようなビールを飲み続けてきた人にとっては、ビールに泡がのっかってるのは当たり前だし、そのことに疑念の余地もないのではないかと思います。
他方、英国などのハンドポンプで抽出されるリアルエールを好む文化圏の人たちにとっては、そもそも提供されるビールが微炭酸なこともあり、泡がたたない状態で飲んでいます(たてようが無いってのが正解?!)
このようなビールを飲み続けてきた人にとっては、泡がないのが普通でしょうね?
というわけで、なんとなくの予想は、飲み手が経験的に飲み続けてきたビールの性質によって、泡のある無しの好みが決まるのではないか?という気がするのです。
そして、ここから先は齋藤個人の考えです。
有名な広島の重富さんの注ぐビールは泡が命です。あのビールを泡なしで注いでもちっとも美味しくないでしょう。多くの日本のビールは泡の付け方で味わいが変わると思います。
澄川麦酒も泡がつく前提で造っています。
飲み手が泡を立てずに注いで飲むことを止めることはしませんが、やはり少し泡がのった状態の方が美味しいと思います。なので直営店では基本的にはそのように注いでいます。
ビールに泡はいらない派の方は、ぜひ、なぜ泡なしビールを好むのか、についてお話をお聞かせください。私も、この曖昧な泡問題をもう少し掘り下げて勉強してみたいと思っています。