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齋藤です。
毎年この時期に世間はお盆休みということを忘れていて渋滞にハマるのですが、今年もやっぱりうっかり里塚方面に買物にでかけてひどい目に合いました、、、。我々商売人は一番の稼ぎ時でもあるわけですが、直営店の営業もさせてもらえず悲惨な夏でもあります。早く普通に商売させてもらいたいです。
どうでもいい思い出話
画像は昨日リリースしたフルーツヴァイツェン(桃)です。
工場から一本買って帰って晩酌の二杯目にいただきました(グラスをそのまま使ったので泡が汚いのはご容赦、、、)。
お店では何度か話した事があるのですが、自分でビールを造りたいと思ったのには2つのきっかけがありました。このビール、そのきっかけの一つでして、少し思い入れもあったりして、今日はそんなつまらない話を。。。
いつの間にか10年。。。
クラフトビールを飲んでもらう仕事を初めて10年になります。
10年前はまだまだクラフトビールというものが認知されておらず、いや、そもそも、まだクラフトビールなんて言葉も無かった時代。
第一次地ビールブームが「地ビールは高くて不味い」という悪印象だけを残して終焉を迎え、そんな中美味しいビールを造っているところだけが生き残って地域密着型で展開をしていた頃です。
ビアフェスなんてものもほとんどなく、お店では「ビールのくせになんでこんなに高いんだよ!」とお叱りを受けることもしばしばでした。
そんな状況ですから、どこのブルワリーにどんなビールを注文しても好きなだけ買えた時代です。例えば、大阪のおさるのメーカーに電話すれば、桃でも柚子でも何本でも買えました。
それが今では先着順で1店舗あたり1樽限定、なんてのはザラで、銘柄によっては瞬きしてる間に完売する、なんてビールも現れまして。
そんなこともあり、買えないなら自分でつくれば良いんじゃない?と無謀な決断をして4年。いつかは造ってみたいと思いつつも、なかなかつくり方のヒントがわからず、4年めにしてようやく、その買えないビールを造ってみたりしたわけです。
もちろん、そのきっかけになったビールとは味わいは違いますが、それでもやっぱり、これを造ることが出来たというのはひとつの達成感を味わうことが出来た夜ではありました。
自分でビールを造りたいと思ったもう一つのお話はまた別の日に。